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不思議な映画青春ミステリ。 『[映]アムリタ』

『[映]アムリタ』
著者:野崎まど    イラスト:森井しづき    レーベル:メディアワークス文庫

[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)


<あらすじ>

自主制作映画に参加することになった芸大生の二見遭一。
その映画は天才と噂されるつかみどころのない性格の女性、最原最早の監督作品だった。
最初はその天才という呼び名に半信半疑だったものの、二見は彼女のコンテを読み始めた直後にその魅力にとりつかれ、なんと二日以上もの間読み続けてしまう。
彼女が撮る映画、そして彼女自身への興味が二見を撮影へのめりこませていく。
そしてついに映画は完成するのだが―。
大の映研を舞台に描かれる、異色の青春ミステリ!




・設定         ★★★★★☆☆☆☆☆  5点


・ストーリー     ★★★★★★☆☆☆☆  6点


・文章         ★★★★★☆☆☆☆☆  5点


・キャラクター   ★★★★★☆☆☆☆☆  5点


・ギャグ        ★★★☆☆☆☆☆☆☆  3点


・シリアス      ★★★★★★★★☆☆  8点


・表紙         ★★★★☆☆☆☆☆☆  4点


・挿絵         ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆  無評価
(本文中に挿絵なし)





・総評         ★★★★★☆☆☆☆☆  5点


第16回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”の受賞作品。

表紙に騙されました。
ストーリー展開にも騙されました。

もちろん、いい意味で、です。

前半はよくある感じの映画サークルを舞台にした青春モノ。
ですが途中から雲行きが怪しくなってきます。

そしてラストにはまさかの幕引き。
思わず「えっ!?」となりました。

こんなオチだと誰が予想できたでしょうか。
少なくとも私にはできませんでした。

この作品は評価の分かれる作品であろうと思います。
「天才」の描写に現実味がなかったり、トリックや設定に納得できなかったり。

ただ、引きつけられる何かを持つ作品であるのには間違いありません。





少女たちが織り成す友情の物語。 『友だちの作り方』

『友だちの作り方』
著者:愛洲かりみ    イラスト:もりちか    レーベル:HJ文庫

友だちの作り方 (HJ文庫)


<あらすじ>

引っ込み思案でアガリ性の少女、椛には、生まれてこの方友達がいない。
そんな椛は、学校の屋上にひとりたたずむ少女、柚木と出会う。
勇気を出して柚木と友達になる椛。
一緒に登校したり、一緒にお弁当を食べたり…そんな幸せな日々がずっと続くかと思いきや、柚木は突然別れを告げ姿を消してしまう。
不器用でかわいい二人が織りなす友情の物語。




・設定         ★★★★☆☆☆☆☆☆  4点


・ストーリー     ★★★★★☆☆☆☆☆  5点


・文章         ★★★☆☆☆☆☆☆☆  3点


・キャラクター   ★★★★★☆☆☆☆☆  5点


・ギャグ        ★★★★☆☆☆☆☆☆  4点


・シリアス      ☆☆☆☆☆☆☆☆☆  1点


・表紙         ★★★★☆☆☆☆☆☆  4点


・挿絵         ★★★★☆☆☆☆☆☆  4点






・総評         ★★★★☆☆☆☆☆☆  4点


ほのぼのしたお話。
物語は穏やかに流れていく。

ストーリー上で起こる事件も、現実的で平穏なものです。
現実味を帯びているからこそ、得られる共感。

「あぁ、こんなことあるよなぁ。」
そう思わせてくれる作品です。

物語は7章の短編から成ります。
店舗もよくサクサク読めるのは魅力の一つ。

あと、この作品で特徴的なのは「あとがき」。
あとがきが2つにわかれています。

心地良い読後感があった作品でした。
気分転換や、ホッとしたいときにぴったりです。





人気ライターによる青春ミステリ。 『ハーフボイルド・ワンダーランド』

『ハーフボイルド・ワンダーランド』
著者:早狩武志    イラスト:バーニア600    レーベル:一迅社文庫

ハーフボイルド・ワンダーガール (一迅社文庫)


<あらすじ>

「あたし…本当はちっちゃな頃から」
ずっと好きだった幼馴染みから受ける突然の告白―
そうして始まったのは、バラ色の生活ではなくって…事件だった!?
身に覚えのない嫌疑をかけられ、途方暮れる湯佐俊紀の前に現れた助っ人は、ミステリー研究会の会長・佐倉井綾であった。
推理に行動に何かと大胆な綾と、沈着冷静でちょっぴりヘタレな俊紀。
そんな名(迷?)コンビによる調査は始まったのだが…。
早狩武志が贈る青春ミステリードラマが一迅社文庫に登場!
はたして、俊紀は身の潔白を証明できるのか。




・設定         ★★★★★★★☆☆☆  7点


・ストーリー     ★★★★★★☆☆☆☆  6点


・文章         ★★★★★★★☆☆☆  7点


・キャラクター   ★★★☆☆☆☆☆☆☆  3点


・ギャグ        ★★★★★☆☆☆☆☆  5点


・シリアス      ★★★★★★★☆☆☆  7点


・表紙         ★★★★★☆☆☆☆☆  5点


・挿絵         ★★★★★☆☆☆☆☆  5点






・総評         ★★★★★☆☆☆☆☆  5点



「だから俊紀くん……ちゃんと、責任とってくれるよね」
ずっと好きだった幼なじみの口から出たのは衝撃の告白。

幼なじみのお腹には主人公の子供がいるらしい。
身に覚えのない主人公は、疑いを晴らすために奔走する。

……思っていた異常に重い話。
「ライトノベルだから」と思って油断していた。

まさか、の展開が繰り広げられていく。

設定もストーリーもそこそこ面白いんですが、なんだか不思議な読後感。
一部のキャラに不快な印象を抱いてしまったせいでしょうか。

ただ、表紙の主人公2人は魅力的です。
話もよく作りこまれている作品だと感じました。

著者は、PCゲーム「群青の空を越えて」などで有名なシナリオライター。
(都合により、↓はその小説版)

群青の空を越えて -Gefrorenes Ideal-

「甘いだけのいちゃいちゃラブコメはもう飽きた!」という方、
一風変わったラノベが読みたいという方、
おすすめです。





廃れゆくセカイを巡る旅。 『旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。』

『旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。』
著者:萬屋直人    イラスト:方密    レーベル:電撃文庫

旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)


<あらすじ>

世界は穏やかに滅びつつあった。
「喪失症」が蔓延し、次々と人間がいなくなっていったのだ。
人々は名前を失い、色彩を失い、やがて存在自体を喪失していく…。
そんな世界を一台のスーパーカブが走っていた。乗っているのは少年と少女。
他の人たちと同様に「喪失症」に罹った彼らは、学校も家も捨てて旅に出た。
目指すのは、世界の果て。辿り着くのかわからない。
でも旅をやめようとは思わない。
いつか互いが消えてしまう日が来たとしても、後悔したくないから。
記録と記憶を失った世界で、一冊の日記帳とともに旅する少年と少女の物語。




・設定         ★★★★★★★★☆☆  8点


・ストーリー     ★★★★★★★★★★  10点


・文章         ★★★★★★★☆☆☆  7点


・キャラクター   ★★★★★★★★☆☆  8点


・ギャグ        ★★★★★★★☆☆☆  7点


・シリアス      ★★★★☆☆☆☆☆☆  4点


・表紙         ★★★★★★★★☆☆  8点


・挿絵         ★★★★★★★★★☆  9点






・総評         ★★★★★★★★★★  10点


今まで読んだラノベの中でも3本の指に入る素晴らしい作品。

原因不明の「喪失症」によりゆっくりと滅んでいく世界をバイクで旅する、少年と少女のお話です。

2人の主人公も、存在が消えていく「喪失症」を発症しています。
いずれ消えゆく存在は、何を求め何を望むのか。

2人が選んだ道は、すべてを捨てて旅に出ることでした。

この小説で特徴的なのは固有名詞が登場しないところ。
2人の主人公はお互いを「少年」、「少女」と呼び合い、町や人に名前が存在しません。

それでも物語にまったく支障をきたしていない。
むしろ、そこから生まれるはかなげでふわふわしたものを作品へと取り入れています。

「滅び」、そして「消失」
暗いテーマですが、はつらつとした少年少女のおかげで明るい印象が感じられます。

クリアでさわやかな読後感もこの作品の売りのひとつです。

旅の過程で出会う幾人もの人々。
人の優しさや思いやりに、読んだあとは心があたたかくなります。

イラストも作風にぴったり。
文章にあらわれたやわらかい情景を、透明感あるタッチで描いています。

数年前の作品ですが、2巻の情報が出ていたり出ていなかったり。
ここまで続編を切望する作品はありません。

切なくて、楽しくて、あたたかくて、ほんのり寂しい。

文句なしの殿堂入り作品。

おすすめの一冊です。






甘く切ない、恋の物語。 『恋の話を、しようか』

『恋の話を、しようか』
著者:三上康明    イラスト:オトウフ    レーベル:ガガガ文庫

恋の話を、しようか (ガガガ文庫)


<あらすじ>


地方都市の冬。
高校生の桧山ミツルは、予備校で顔も知らない三人の生徒たちと同じ部屋になり―テスト中に停電が起きた。
なんでもない、一度きりの偶然のトラブルをきっかけに四人は出逢い、惹かれあっていく。
見上げれば灰色の空から雪…。
クリスマスイブの夜、神野若葉は言った。
「信じていたら、奇跡は起きるんじゃないかって…でもそれを信じていなかったら、もし起きたとしてもそれは…偶然。たった一度だけの悲しい偶然」。
一生懸命未来に悩み、精一杯恋をする、十七歳。
ノスタルジックな純愛ストーリー。





・設定         ★★★★★★☆☆☆☆  6点


・ストーリー     ★★★★★★★★☆☆  8点


・文章         ★★★★★★☆☆☆☆  6点


・キャラクター   ★★★★★★★☆☆☆  7点


・ギャグ        ★★★☆☆☆☆☆☆☆  3点


・シリアス      ★★★★★★☆☆☆☆  6点


・表紙         ★★★★★★★★☆☆  8点


・挿絵         ★★★★☆☆☆☆☆☆  4点






・総評         ★★★★★★★☆☆☆  7点


面白い。
魅力的なキャラとさわやかな読後感。
純粋に物語に引き込まれていきました。

気になる人への想い、将来への不安。
切なくて、甘酸っぱい、そんな青春小説です。

いくつかの偶然が重なり出会う4人。
仲が深まるとともに生まれる、想いの交錯。

キャッチコピーは
「甘く、苦しく、クセになりそうな恋の予感。」

未来に夢抱く中高生にも、過去を懐かしむ大人にも読んでもらいたい作品。






プロフィール

ヒムロ

Author:ヒムロ
趣味はラノベを集めること。
積みラノベ消化が今の目標。

リンクフリーです。
一言ご連絡いただければこちらからもリンクいたします。

雑記などはこちら
ヒムロの鍵日記

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